想像してみてください。
どちらの方が毛量が多い人に見えるでしょうか?
やはり、髪の毛の太い人ですよね。このように、髪の毛の太さというのは髪のボリューム感に直結しています。
具体的な数字を見てみましょう。
日本人の髪の毛の1本の太さは、平均で0.08mmから0.10mm程度と言われています。これより太ければ平均より太い髪、細ければ「猫毛」とも呼ばれる細い毛、ということになります。人間の髪の毛は平均で10万本ほどと言われています。ですから、たった0.01mmの太さの違いが大きな違いを生むことがわかります。
ですから、薄毛の原因となっているとなっている「毛髪の細さ」を改善するためには、髪に適切なケアを行って髪の毛を太くすることが重要です。ここでは、髪の毛が細くなる原因とともに、効果の期待できる成分を見ていきます。
髪は、毛髪が持つ毛乳頭と呼ばれる部分が体から栄養を受け取る役割を持っています。毛乳頭は、頭皮の毛細血管から栄養を摂取していますが、血液の循環が悪いと栄養が運ばれなくなってしまいます。これによって、髪の毛が十分な栄養を受け取れず、毛髪が細くなってしまうのです。
加齢や生活習慣は、頭皮に大きな影響を与えます。ケアが不足していると頭皮が固くなり、毛髪が抜けやすくなります。1本1本の髪の毛を支えている毛根ですが、刺激により抜けることを繰り返すと、毛根が萎縮してしまいます。
髪の毛が抜けやすくなってしまうと、髪がしっかり成長する前に抜け、更に毛根が萎縮して髪が細くなるという悪循環が引き起こされるのです。
抗炎症作用を持つ酢酸トコフェロールは、髪の毛が生えやすい頭皮環境を整えてくれる効果があります。
育毛に効果が期待できる酢酸トコフェロールですが、この成分が持つ効果の中でも注目したいのは「血流の促進」や「活性酸素の除去」です。
毛髪が細くなる原因の1つは、髪の毛が頭皮の血管から十分な栄養を受け取れていないことでした。酢酸トコフェロールは、血管の働きを促進することで頭皮の血行を良くし、毛乳頭が栄養を得られるように助けてくれます。
また、活性酸素の除去にも大きな働きが期待できます。活性酸素は肌の老化を引き起こします。頭皮が老化すると、頭皮が固くなりさらに脱毛しやすくなってしまいます。脱毛を繰り返すことで毛根が萎縮して、毛髪が細くなってしまいますから、活性酸素の除去も大きな効果を期待できるのです。
主な効果は、「頭皮を柔らかくする」ことです。コラーゲンと言うと、女性用の化粧品に入っているイメージがありますが、あれはまさに「肌を柔らかくするため」に使われている例なのです。
20歳を過ぎると徐々に体内のコラーゲンは減り、肌が固くなっていきます。ですから、減少しているコラーゲンを摂取するのは、若く柔らかい肌を手に入れるために効果的な方法なのです。
頭皮も肌の一部ですから、コラーゲンを用いて柔らかくすることができます。これによって、毛根の萎縮の原因となっている頭皮の固さの改善が期待できます。
上にあげた成分以外にも、以下の成分は毛髪が細い方に効果的です。
・毛細血管の血流や細胞分裂を促進する効果のあるセンブリエキス
・抗酸化作用を持つプロシアニジンオリゴマー
・保湿効果・男性ホルモンの分泌を抑える大豆エキス
・頭皮の血行を促進する唐辛子エキス
なども頭皮が脂っぽい方にオススメの成分です。
毛髪が細くなっている原因を見極めて、正しいケアを!
毛髪が細くなる原因は、「髪の栄養不足」、「毛根の萎縮」ということがあげられます。
これを解決するためには、脱毛を繰り返し毛根が萎縮してしまう悪循環から抜け出すために、頭皮を柔らかくするような成分を用いたケアが効果的です。
また、頭皮の血行に働きかける成分を用いて、毛乳頭がきちんと毛細血管から栄養を吸い上げられるようにすることも重要です。
生活習慣の乱れも頭皮の血行を悪くする原因になるため、過度のダイエットやストレスにも注意が必要です。
薄毛の原因は人それぞれ違います。
きちんと自分の薄毛の原因を見極め、効果的な成分が入った育毛剤でケアをするように心がけましょう。
効果的なケアを行って、かつての髪を取り戻しましょう!